A川のカルガモファミリー
2021年6月最終週。
そのファミリー(?)は、A川の下流の方からやって来た。
大人が2羽と、ヒナが2羽。
ヒナは大人①の後ろにぴったり付いて泳いでいる。
そこから少し離れた所を、大人②が護衛するように泳ぐ。
大人①がお母さんで、大人②がお父さんだろうか。
Wikidepiaによれば、カルガモのオスは、子育て期にはオスだけの群れを作るらしい。
ならば、大人②は、お婆ちゃんか叔母さんだろうか。
それともフレンドリーな他人?
引き続きWikipediaより
オスは腹部が濃褐色で、羽毛外縁(羽縁)の淡色部が小型になり胸部との差異が明瞭。
尾羽基部を被う羽毛(上尾筒・下尾筒)が光沢のある黒。
上尾筒や下尾筒が黒褐色で、羽縁が淡色だったり淡色の斑紋が入る。
外見から判断すると、大人①はメス、大人②はオスのようだ。
やはり、どうも大人②はお父さんに見える。
最近は、カルガモのオスも子育てに参加するのではないだろうか。
ヒナが2羽というのは少ないので、天敵に襲われたりして減ってしまったのかもしれない。
ファミリーはA川の支流に入った。
支流には落差工がある。
一段目の落差工は、ヒナたちも何なく越えた。
本当にお母さんの後を忠実に追いかけるものだ。
二段目は落差は小さいものの、ほぼ垂直で、ヒナたちはジャンプするが越えられない。
そんなヒナを尻目に、お父さんとお母さんは二段目の上で寛ぐ。
ヒナたちは、なんとかして親のいる所に行こうと、ずっと頑張っている。
お母さんが降りてきた。
ほっとして付き従うヒナたち。
その時、三段目に上がったお父さんの横に、一羽のカラスが留まった。
天敵に警戒するお父さん。
カラスと妻子を交互に見やり、警護モードに入っている。
やはり、この大人ガモはお父さんなのだと、私は勝手に確信した。
結局、カラスはカルガモたちに一切興味を示さず、彼らは事なきを得たのだった。
ファミリーはA川に戻り、上流の方へ泳いでいった。